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科目名/Course: 病理学/Pathology | |
科目一覧へ戻る | 2025/03/25 現在 |
科目名(和文) /Course |
病理学 |
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科目名(英文) /Course |
Pathology |
時間割コード /Registration Code |
12140401 |
学部(研究科) /Faculty |
保健福祉学部 |
学科(専攻) /Department |
看護学科 |
担当教員(○:代表教員)
/Principle Instructor (○) and Instructors |
○田中 信一郎 |
オフィスアワー /Office Hour |
|
開講年度 /Year of the Course |
2025年度 |
開講期間 /Term |
後期 |
対象学生 /Eligible Students |
1年、2年、3年、4年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
更新日 /Date of renewal |
2025/02/25 |
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使用言語 /Language of Instruction |
日本語 |
オムニバス /Omnibus |
該当なし |
授業概略と目的 /Cource Description and Objectives |
概略: 病理学とは、病気の原因、経過及び結果をさまざまな方法で追求することによって、病気の本態を究明する学問です。この講義では、病気の成り立ち、構造や機能の変化について概説します。 目的: 人体の解剖と生理を基礎にして、疾病に患う者の病態を関連付けて理解するため、人体の恒常機能(ホメオスタシス)の維持と崩れを説明できる。 人体の健常と障害の間の変化を理解して、医療を実践する場面で基礎的な看護能力を展開するために必要な知識?技術そして態度を説明できる。 |
履修に必要な知識?能力?キーワード /Prerequisites and Keywords |
解剖生理学、生化学、微生物学などの基礎医学に関する知識が必要です。 |
履修上の注意 /Notes |
解剖生理学、生化学などの内容を常に参照するようにしてください。 また、講義を受ける前に、教科書の該当部分を通読しておいてください。 |
教科書 /Textbook(s) |
系統看護学講座 専門基礎分野 病理学 疾患のなりたちと回復の促進 医学書院 ISBN978-4-260-04203-1 (著者: 大橋健一、 谷澤徹、 藤原正親、 柴原純二) |
参考文献等 /References |
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自主学習ガイド /Expected Study Guide outside Coursework/Self-Directed Learning Other Than Coursework |
予習、復習により、記憶の定着を図るようにしてください。特に、解剖生理学1及びⅡの関連する箇所を予習並びに復習しましょう。 日頃から健康や病気に関心を持っていると、理解が深まります。 |
資格等に関する事項 /Attention Relating to Professional License |
看護師(助産師)国家試験受験資格を取得するために必要な科目です。 |
アクティブラーニングに関する事項 /Attention Relating to Active Learning |
授業中の質疑応答、学習内容の振り返りを行います。 |
実務経験に関する事項 /Attention Relating to Operational Experiences |
外科医(専門;腎移植)として岡山大学病院、岡山医療センターにおける臨床経験や福山大学健康栄養科学科における講義経験などを活かして、学習課題に関する具体例の提示を含めて授業を展開します。 |
備考 /Notes |
状況に応じてオンライン又はオンディマンド授業を実施する可能性があります。 |
No. | 単元(授業回数) /Unit (Lesson Number) |
単元タイトルと概要 /Unit Title and Unit Description |
時間外学習 /Preparation and Review |
配付資料 /Handouts |
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1 | 1 | [ホメオスタシス(恒常性)と病的な状態(病理)] 人体を健常に維持するシステム(ホメオスタシス)の役割を説明できる。 ホメオスタシスが崩れて病的な状態になる過程を概説できる。 |
解剖生理学Ⅰ「神経系、自律神経、内分泌系及び免疫系」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
2 | 2 | [細胞?組織の損傷と修復] 細胞や組織の損傷と修復における退行性変性、炎症、創傷治癒等の用語を説明できる。 |
解剖生理学Ⅰ「解剖生理の基礎知識 Ⅰ及び Ⅱ」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
3 | 3 | [細胞?組織の損傷と修復] 細胞の自律的成長である腫瘍の特性を説明できる。 良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明できる。 |
解剖生理学Ⅰ「解剖生理の基礎知識 Ⅰ及び Ⅱ」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
4 | 4 | [体液?血圧の調節、循環障害] 循環器、腎泌尿器及び呼吸器の生理機能の知識を活用して、体液の管理や血圧の調整に関与する ホルモンの働きを説明できる。 体液管理のバランスが崩れた際の病的状態に関する浮腫、充血?うっ血、出血?止血、血栓?塞栓、虚血?梗塞などの用語を説明できる。 |
解剖生理学Ⅰ「循環器系 1, 2及び 3、 体液の調節」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
5 | 5 | [ガス交換、酸塩基平衡] 呼吸器の生理機能と血液の酸性度の関連性(酸塩基平衡)について説明できる。 人体の酸塩基平衡の変動及び病的状態(脱水)について説明できる。 |
解剖生理学Ⅰ「呼吸器系 1及び 2、血液系1及び 2」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
6 | 6 | [循環器?腎疾患] 人体の血圧調節機能に影響する要因と高血圧症について説明できる。 循環器系の疾患(心不全、虚血性心疾患、脳血管障害)について概説できる。 腎泌尿器系の疾患について概説できる。 |
解剖生理学Ⅰ「循環器系 1, 2及び 3、泌尿器系 1及び2」」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
7 | 7 | [消化器疾患 ①] 人体の消化吸収機能と影響する要因及び消化器系疾患について概説できる。 |
解剖生理学Ⅰ「消化器系 1及び 2」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
8 | 8 | [消化器疾患 ②] 人体の肝臓?胆嚢?膵臓機能と影響する要因及び肝胆膵疾患について概説できる。 |
解剖生理学Ⅰ「消化器系 3」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
9 | 9 | [中間試験] 病理学講義前半部分に関する振り返りを「中間試験」で実施します。 |
病理学講義で用いた配布資料や教科書を活用して予習する。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
10 | 10 | [血糖調節 先天異常] 人体の血糖調節機能と影響する要因及び動脈硬化症について概説できる。 先天性異常について概説できる。 |
解剖生理学Ⅰ「内分泌系」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
11 | 11 | [代謝障害 ?] 糖代謝及び電解質代謝と影響する要因及び関連する疾患について概説できる。 |
解剖生理学Ⅰ「内分泌系」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
12 | 12 | [代謝障害 ②] 脂質代謝及び尿酸代謝と影響する要因及び関連する疾患について概説できる。 |
解剖生理学Ⅰ「内分泌系」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
13 | 13 | [加齢] 心臓?肝臓?腎臓等の臓器間の連携について概説できる。 |
解剖生理学Ⅱ「成長と老化」を見直す。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
14 | 14 | [臓器関連疾患] 心臓?肝臓?腎臓等の臓器間の連携について概説できる。 |
病理学で履修した知識の関連性を確認する。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
15 | 15 | [免疫、移植、再生医療] 人体の免疫機能と移植医療及び再生医療について概説できる。 |
自身の生活環境における先端医療を注視する。 | 教科書もしくは講義用パワーポイントの配布資料 |
16 | 16 | [期末試験] 期末試験を行います。 |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
知識?理解 /Knowledge & Undestanding |
技能?表現 /Skills & Expressions |
思考?判断 /Thoughts & Decisions |
伝達?コミュニケーション /Communication |
協働 /Cooperative Attitude |
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1 | 人体の恒常性維持機能(ホメオスタシス)を理解して、それが崩れて病的な状態になる過程を概説できる。(C-1, C-2) | ○ | ○ | ○ | ||||
2 | 細胞や組織の損傷と修復の過程及び腫瘍の特性を、専門用語を用いて説明できる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
3 | 体液?血圧管理及び酸塩基平衡のバランスの病的状態を説明できる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
4 | 循環器系?腎泌尿器系?消化器系の疾患について概説できる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ||||
5 | 糖、脂質及び尿酸代謝と影響する要因及び関連する疾患について概説できる。(C-2) | ○ | ○ | ○ | ||||
6 | 心臓?肝臓?腎臓等の臓器間の連携について概説できる。(C-2, D) | ○ | ○ | ○ | ||||
7 | 人体の発育と老化並びに免疫機能と移植医療及び再生医療について概説できる。(A, B, C-2) | ○ | ○ | ○ |
No. |
到達目標 /Learning Goal |
定期試験 /Exam. |
中間試験 | ||||
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1 | 人体の恒常性維持機能(ホメオスタシス)を理解して、それが崩れて病的な状態になる過程を概説できる。(C-1, C-2) | ○ | ○ | ||||
2 | 細胞や組織の損傷と修復の過程及び腫瘍の特性を、専門用語を用いて説明できる。(C-2) | ○ | ○ | ||||
3 | 体液?血圧管理及び酸塩基平衡のバランスの病的状態を説明できる。(C-2) | ○ | ○ | ||||
4 | 循環器系?腎泌尿器系?消化器系の疾患について概説できる。(C-2) | ○ | ○ | ||||
5 | 糖、脂質及び尿酸代謝と影響する要因及び関連する疾患について概説できる。(C-2) | ○ | |||||
6 | 心臓?肝臓?腎臓等の臓器間の連携について概説できる。(C-2, D) | ○ | |||||
7 | 人体の発育と老化並びに免疫機能と移植医療及び再生医療について概説できる。(A, B, C-2) | ○ | |||||
評価割合(%) /Allocation of Marks |
70 | 30 |